私が1年の育休から職場復帰するに当たって、会社とどのようなコミュニケーションをしたのか、今回は書こうと思います。
私の職場は育休中の社員とのコミュニケーションをよくとってくれるところで、育休中も何度か面談を行ってきました。内容としては、職場を離れている間に起きた組織の人事情報の共有や職場の近況、復帰後の働き方に対する考え方の共有や私生活が順調かどうかなどです。
面談は強制ではなく、タイミングもこちらの都合のいいタイミングで調整をさせてもらえました。リモートでも良いとのことでしたが、私は直接会って話をする方がコミュニケーションがしやすいタイプなので、育児の合間に会社へ行き直接面談をしてもらいました。
復帰後の不安を払拭してくれるためにという名目ですが、実際は復帰後の仕事量をどこまでかけていいか、出張や残業ができる状態かなど、マネジメントの参考にしたいと本音で伝えてくれました。
簡単に言うと「仕事と家庭、どちらに比重を置いた働き方をしたいか?」という内容です。
私が育休を入るに当たって抜けた穴は代替人員が埋めてくれていたので、職場からしたら私が復帰することで増員になります。私の仕事内容は伏せさせて頂きますが、家庭に比重を置くならこれまでやっていた仕事をメインにして出張や残業を抑えた働き方、仕事に比重を置くなら新しい仕事で出張や残業もあるがスキルアップを考えた働き方になるといった感じです。
妻とも話し合い、私は後者を選びました。
正直なところ育休中で貯金も目減りしてきていましたし、もう少し給料を上げておきたい思いがあったからです。あとは、私の給料を上げておけば、妻が会社を辞めてもなんとか食べていけるだろうという気持ちもありました。長男が療育に通っていますし、この先を考えるとある程度貯金をしておきたかったので、この選択にしました。
仕事に比重を置くと言っても、勤務態勢はフレックスですし、在宅勤務もできます。月の残業も20~30時間程度なので、子どもとお風呂に入ったり、早く仕事を切り上げた日は保育園のお迎えも行けるので、割と家庭のこともできます。
その分妻の仕事量は抑えてもらうことになりますが、夫婦で相談したうえで、わが家はこのスタイルでいくことにしました。
復帰前に何度か面談ができたことで、復帰後の業務内容や会社に求められている役割を事前に把握できたことは良かったと思います。私の復帰後はすぐに引き継ぎが始まり、前任者は欧州駐在になるということで少しドタバタしそうな感じはありましたが、グローバルカンパニーなのでこの辺は日常茶飯事と割り切って、復帰後は少しギアを入れて仕事しないとなと心の準備ができたのは助かりました。仕事自体は、割と個人に権限があり好きにやらせてもらえるので不満もありませんしね。
私にとって今の会社はもともと好きで入社した会社ですので、仕事に対してネガティブな感情はあまり持ち合わせていません。なので、復帰が嫌だなというより、この1年間家族との時間をじっくりと過ごせた分、その時間が減ることでの寂しさの方が辛いと思いました。私のモットーは家族第一ですからね♪
とはいえ、家族のために仕事をすることは大切なので、これからまた仕事を頑張っていきたいと思います。
こんな感じで、私の1年間の育休は無事に終わりました。