わが家の長男は9月から週に1度、療育に通っています。今日はそんな長男について…。
長男は身長も体重も少し大きめで生まれ、母乳もミルクもよく飲み離乳食もたくさん食べる、よく寝る、よく遊ぶ、甘えん坊でとても育てやすい子でした。性格も穏やかで優しく、弟や妹が生まれてからは赤ちゃん返りすることもほとんどなく、優しいお兄ちゃんです。
…が、なかなか発語がありませんでした。
喃語が出たのは生後2〜3ヶ月頃と標準的でしたが、「ママ」や「バイバイ」等意味のある単語はなかなか出てこず、2歳になる直前にやっと「ばっばい(バイバイ)」が言えるようになったくらいでした。初めて「ばっばい」と言えた時のことは今でも覚えていて、思い出しても泣きそうなります。
そんな長男の発達を気にするようになったきっかけは、市町村の1歳半健診でした。
健診の際に発達相談を受けることができ、当時まだ発語のなかった長男はそこで初めて保健師さんに診てもらい、それ以降半年ごとに診てもらうことになりました。
やがて2歳4ヶ月で保育園に通うようになると、本人は楽しそうにしているのですが、やはり親としては周りの子との差が気になるようになってきました。言葉はゆっくりとはいえ少しずつ会話もできるようになってきているのですが、参観日や運動会等で様子を見ていると、みんなが座っている時間に1人だけ走り回っていたり、親を見つけては泣き叫んだり…まだ2歳なので仕方ないと思いつつも「他の子はできてるのにどうしてうちの子だけ…」と気になってしまいます。
担任の先生との面談でも「周りの子はできてることができないことはある。」とハッキリ言われてしまいます…。
それなのに半年に1度通っている市町村の発達相談では毎回「前回より成長してるから見守りましょう。」という何とも言えない見解でモヤモヤしてしまいました…。
ただ、そんな状態にも転機が訪れます。
3歳半くらいの頃の保育園の面談で、先生に「言語理解が周りより低いので一斉指示が伝わらず、個別でフォローが必要。」「お友達との会話がなかなかできないのでコミュニケーションが取りづらい(ただし、本人は気にしていなさそう。)」「わかりやすく言うと海外に通訳もなしにぽんっと放り出された状態で過ごしてる。」等今までより具体的にエピソードを交えて長男の普段の生活を教えていただき、いから長男自身は楽しそうにしているとはいえその姿を想像するとあまりに不憫で涙が出てきました。
特に「わかりやすく言うと海外に通訳もなしにぽんっと放り出された状態で過ごしてる。」と言う言葉は衝撃で、今思い出しても泣けてきます…。
そして、この面談の後に行われた市町村の発達相談は保育園の先生も交えて実施していただき、療育へ通うことを勧められたのです。
私は仕事の関係でほんの少しだけ知識はあり、また子どもにとって少しの不利益もないように、必要な支援はすぐに受けさせてあげるべきという考えを持っています。また、長男は「支援が必要な子かもしれない。」と思って見ていました。それでもやはり「あ。やっぱりそうか…」と自分の認識は間違ってなかったという思いと同時になんとも言えない複雑な気分になりました。
療育のこと、通う施設の決め方については、長くなってしまうので、また次に書きたいと思います。