お隣さんち
~共働き夫婦と3人のこどもたち~

子育てっていろいろあるけど、なんだかんだ幸せな、にぎやか子育てライフ!!

共働き夫婦の住宅事情〈その1:独身、新婚時代の住居〉

これから子育て夫婦の住宅事情についても綴っていきたいと思います。共働き夫婦が『仕事と生活の両立』をするにあたって、住宅事情というのは密接に絡んできますので、これから定期的に発信していけたらと思います。

私たちは長男が生まれる年に家を建てたのですが、今回はその序章、独身時代と新婚時代にどんなところに住んでいたかを書いていきます。過去に住んだ家やその時々の憧れが、自分たちの家を建てるときのコンセプトにつながったと思っていますので、私たち夫婦がどんな感じだったのか、ご参考にして頂ければと思います。実家や学生時代のことは割愛しますのであしからず。

記:pon(夫)

独身時代(社会人になってから)

⭐pon(夫)⭐

入社してからしばらくの間は東京に住んでいました。会社の単身・独身寮で、部屋は8畳くらいの1Kです。寮ですので家賃は非常にリーズナブルでした。寮は各階にシャワールームと洗濯機&乾燥機があり、銭湯みたいな大浴場も完備されていました。各部屋には小さいキッチンもありましたが、食堂が完備されており、平日はできたてのご飯が提供されていました。管理人が常駐していますが門限はなく、電子錠でしたのでセキリュティもしっかりしていました。駐車場も低額で(東京ではありえないくらい安く)貸してもらえました。新入社員~若手時代は給料がまだ低いので、その間の住環境を寮で生活面をしっかり支え、可処分所得をある程度確保できるようにとの会社側からの配慮らしいです。福利厚生って大事ですね。

その後、所属していた部署の本部機能がある関西に転勤となります。転勤後は関西の寮に入ろうと思っていたのですが、当時は寮がいっぱいで、会社から家賃補助出すから好きな賃貸物件を選んで下さいと言われたため、割と立地のいいマンションを借りて住んでいました。築30年くらいの2LDKのマンションでしたが、屋根付きの平面駐車場もあり、私にとっては十分なところでした。ただやはり築30年を超えたマンションなので、もっとこれが良ければというのは割とありました。マンションなのに夏は暑く、冬寒い、断熱がいまいちでした。防音はそれなりでしたが、お風呂やキッチン、部屋の作りは昔ながらという感じでした。それでも、一人で暮らすには贅沢すぎる環境でしたので満足はしていました。

記:pon(夫)

⭐pote(妻)⭐

関西生まれ関西育ち、就職先も関西の生粋の関西人で、就職2ヶ月後に通勤に便利なとある駅から15分ほどのところにある9畳のワンルーム・ユニットバスの古いアパートで一人暮らしを始めました。ミニキッチンで調理がしづらい上に裏側が山で、ベランダに落ち葉や虫がたくさん…なのにそこしか洗濯機を設置する場所がない、共有の廊下やゴミ捨て場は荒れ放題等少し潔癖かつ当時20歳の私にはなかなか辛い環境でした。また、家賃が安いのこともありセキュリティ関連はオートロックは当然モニター付きイヤホンもない…と全くといっていいほど何もないところでした。ただ、高台に建っていたので景色はとても良かったです。お給料が少ないのと一刻も早く一人暮らしがしたかったため、即入居可・家賃が安い・通勤に便利、この3点のみを重視し、部屋を決めました。

しかし、やはり帰宅しても休まらないし、女性の一人暮らしとしてはなんとなく怖くなり(実際は何もなかったです)1年も建たずに引っ越しを決意。
不動産屋さんにいろんなお部屋を案内していただき、前回のお部屋と同じ駅ですが、築5年の単身者専用のオートロックマンション、オール電化、5畳6畳の洋間2間続きの1LDK、一般的なシステムキッチンでコンロは3口のIH、バス・トイレ別、洗濯機は洗面所に設置、室内に大きな干し用バー設置済み…と前回のお部屋よりかなりグレードアップしたところに引っ越しました。
当然家賃も2倍以上になりましたが、職場の福利厚生で2万円ほどの家賃補助を受けられました。それでもお給料総額の約半分を家賃が占めるというかなり無茶な家賃でした。
収入に占める家賃の割合が高いので、近所の商店街で新鮮かつ安い野菜を買って3食自炊し、食費を1ヶ月8,800円に抑えたり、無駄な物は買わない(正確には買えない)等の日々の節約は必須でしたが、節約生活はゲームのようで意外と楽しめました。
節約はしても友達と飲み歩いたりと楽しむことはしっかりやっていたので、いい言い方をすればメリハリのある生活でした。
このマンションには、結婚するまで約7年住んでいました。

記:pote(妻)

新婚時代

新婚生活を始めるにあたりアパートを借りました。マンションでも良かったのですが、私が新築のシャーメゾン(積水ハウスの賃貸住宅)に住んでみたいとの希望があり、妻にはその要望を叶えてもらいました。

お互い職場が離れていましたので立地は悩みました。
エリアの候補は妻に出してもらいました。エリアに関するこだわりは妻の方が強かったですし(そもそも私には関西の土地勘がそんなにないので)、妻の意見を聞いておけば間違いないとの思いがありました。何カ所か候補を出してもらい、お互いの職場の中間地点でも良かったのですが、当時は妻の仕事が忙しく、私は比較的落ち着いていたので妻の職場までの距離を優先しました。私は通勤1時間くらいになりましたが、妥協の範囲内でした。その後、忙しさが逆転したときは発狂しましたけどね(笑)

このアパートでの暮らしは快適でした。間取りは2LDKの南向き。セキュリティもしっかりしていましたし、何より新築でしたので作りが今風で綺麗でした。キッチンもお風呂も広いし、室内のドアは天井の高さまで一枚板でできているし、無駄に間接照明もあっておしゃれだしと、新婚生活を送るには贅沢なくらいでした。ただ窓枠がアルミでシングルガラスだったため、夏は暑く、冬場の結露には悩まされましたが、総じて満足のいくものでした。今後の話になりますが、この住宅での生活経験が自分たちの家を建てるときのコンセプトに大きく寄与しました。

家具、家電については、お互い一人暮らしをしていましたので、ダイニングテーブルセットやリビングのソファーは新しく買いましたが、基本的には独身時代のものを使い続けることにしました。「冷蔵庫、洗濯機はどっちの使う?」とか、2台いらないようなものは二人で話し合って選んでいきました。このあと結婚式や新婚旅行が控えていましたので、住宅関係での初期投資が少なく済んだのは良かったです。

ここで約2年半、夫婦二人での生活を続けました。

記:pon(夫)