長男が療育に通うようになるまでについて。
前回書いたとおり、保育園の先生と市町村の保健師さんとの面談で療育に通った方がいい、と言われたのですが、うちの市町村の場合、市町村から委託を受けた斡旋団体があるので、そちらを紹介されました(以下、その団体をA団体とします)。
まず、あらかじめ市町村から長男の情報提供を受けたA団体へ自分で連絡します。
そして、A団体の担当者さんと長男と私達で面談が実施されます。
その際、やはり長男には療育へ通った方がいいという結論になりました。
そこで、現在定員に空きがある療育事業所をいくつか紹介されました。
一言に療育、と言っても1回辺りの時間や定員、取組内容、療育事業所通所後の通っている保育園等への送迎の有無等いろいろな特色や違いがありました。
そして、A団体の担当者さんは各療育事業所に通っている子ども達のこともよくご存知で、長男が馴染みやすい雰囲気かどうか、同じ趣味の子がいる等、長男や私達保護者が安心できる情報を可能な範囲で教えてくださいました。
そして、次に実際に療育事業所に体験通所してみることになるのですが、
わが家の場合は、
①長男の性格がとても穏やかなこと
②面談の結果、少人数での集団で過ごすことで理解を深め自信をつけていくことが良さそうだということ
③短時間ではなく、約1日ゆっくり時間をかけて様々な活動を通して楽しみながら過ごせる場所であり、屋外での活動や季節のイベントをたくさん実施していること
④長男と同じ鉄道好きの子がいること
等が体験する療育事業所を決める決め手となり、B事業所へ体験してみることになりました。
A団体の担当者さんとの面談は1〜2時間程度のものでしたが、事前に長男が好きなおもちゃやものを口頭で聞き出してくれていたので、面談中の長男はずっとニコニコとご機嫌でした。
遊び方や呼びかけに対する反応を見て性格や特性を見抜き、私達への長男に関するヒアリング(性格やこれまでの成長、普段の生活スケジュールや家での過ごし方等)を基に、それに合った療育事業所を紹介してくださるだけでなく、保護者である私達の悩みや不安にもしっかり寄り添って考えてくださり、ありがたくて泣きそうになりました。
※私は児童福祉に少しだけ知識があり、実際の現場にも何度か立ち寄った経験もあるので、だいたいのことは理解してるつもりでしたが、実際受けてみると頭で理解しているだけのものとは違い、少し希望が見えた、というか心が軽くなりました。
療育に通う、となると「もしかして発達障害なのかな…」と不安に思う人もいるかもしれません。
ですが、長男は発達障害だと診断を受けた訳ではありません。
一部分だけ平均的な発達より少しゆっくりだというとこでそれを伸ばすきっかけになれば…ということで、療育事業所へ通うことを勧められました。
通っている保育園は、わかりやすく言うとクラスメイトほぼ全員が優等生かつお世話好きの集まりといった感じで、先生曰く「クラスの子全員が全員のお世話係」なので、長男はいわば常に誰かにお世話してもらえる状況。
でも、このままではいつまで経っても成長はできません。
なので、保育園に通いながら別の環境で過ごす時間が成長を促すきっかけになれば…ということで長男に合いそうな療育事業所を教えていただきました。
長男のことで漠然と抱いていた不安や心配が少し晴れて心が軽くなった反面、やはり療育が必要なのかという何とも言えない感情、療育って実際はどんなことするんだろう?という興味?いろんな感情が入り混じった面談でした。
以上が斡旋団体との面談でのことです。
次は実際に体験に行った時のこと、そこで生まれた感情や疑問等を書いてみたいと思います。