新婚生活も落ち着いてきた頃、週末することもなくなってきて時間ができてきたのと、妊活を始めだしたこともあり、今のうちに家を建てようかという話になりました。
家を買う理由は人によって違うと思いますが、私にとって家を買う理由は「欲しいから買う」の一点に尽きます。
現状確認
もちろん持ち家と賃貸の比較はしました。『持ち家か賃貸か』というのは、永遠に結論の出ないテーマと言われていますね。でも結局この件に関しての結論は、自分たちで出すしかないと私は考えています。
念のため、持ち家と賃貸のメリットとデメリットや世間一般の考え方がどうなっているのかは調べました。何冊か本を読み、不動産の専門家や有名インフルエンサー等の記事も読んだりして、色々な考え方を知りました。これから少子高齢化が一段と進むこともあってか資産としての家の考え方の話が最も多く、持ち家(マンション含む)だと移動に制限がかかる、維持費うんぬん等の話も多かった印象があります。皆さん言っていることは割と似たり寄ったりな感じがしましたが、多様な意見を知ることができたのは良かったと思います。
家を持てるか考えるときに、自分達の転勤の可能性は事前に分析して置く必要はあるなと思いました。転勤族だとさすがに持ち家は厳しいですからね。
私は転勤の可能性は低いけれどもなくはないレベルです。国内のメイン拠点は東京、愛知、大阪の3大都市圏。どちらかといえば海外拠点が多いので、可能性があるとしたら海外です。国内単身赴任担った場合、一応は交通のアクセスが良いので週末帰ってこれなくはないです。海外の場合、妻の勤め先は配偶者が海外赴任した場合に一定期間中休職ができ帯同が許可されていますのでなんとかなりそうです。尚、私の勤め先は持ち家を推奨しているからか、国内外に限らず家族帯同で転勤する場合、福利厚生の留守宅補助制度により一定額の補助金が支給されます。戻ってくるまで、それでローンを払えという仕組みです。妻は、地方公務員なので基本的に転居を伴う転勤はありません。これらを踏まえると、家を買っても致命的制約にはならないと判断できました。
決断の理由
決断の決め手は自分たちがこれから先どう生きたいかです。
私は妻と付き合っていたときから、この人と結婚したらいつか家を建てようと考えていました。
妻の家庭環境は少し複雑で、父親が繰り返し事業に失敗し、また母と同居していた父方祖母のいわゆる嫁姑関係が悪かったこともあり家庭は破綻していました。また高校生以降の学費も払われず奨学金が生活費に消え、それに嫌気がさした妻の弟は高校中退した後に家出しました。その後、妻が就職する頃に両親は別居、後に離婚したことにより一家離散したため妻には実家や普通の家庭の暖かさをあまり感じず育ってきた背景があります。妻はそんな逆境から抜け出すために、高校卒業後、毎日バイトしながら独学で勉強して公務員になりました。
この話を妻から聞いたときから、いつか妻にはこれまで手にできなかった実家や普通の家庭の暖かさを手に入れてもらいたい。そしてそれを一緒に築いていきたいと、ずっと思っていました。
この思いがあったので、いろいろな理由付けは私には不要でした。妻との結婚を決めたときから、いつか必ず手に入れると決めていたのですから。記事の冒頭にも書きましたが、私にとって家は欲しいから買うんです。
最後は夫婦二人で
実際に家を建てようと動き出すにあたっては妻と十分に話し合い、最後は二人で納得して決断しました。
これは家に関してだけではないのですが、家計に影響する支出に関しては、私の思いと妻の思いにズレがあると必ず大なり小なり確執が生まれますので、独断専行は絶対にしないのが我が家の暗黙のルールです。そのため結婚してからは、お互いのお小遣いの範疇を超える支出案件は必ず二人で相談してからと決めています。もちろん、お小遣いの範囲内のものは、どう使おうがどちらも干渉しませんよ。ある程度の自由もないとお互い息苦しいですからね。このお小遣いから、クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントの予算を捻出してます。お小遣に関しても節約は大事です(笑)
家は基本的には人生で一度きりの買い物になると思います。
私たちが建てた家を拠点に、二人でこれから先も、そして子どもができたらその子達と一緒に幸せな家庭を築いていこうとの思いで、ここから行動を開始していきます。